板取川 6月1日 長良川中央区解禁

竿:シマノ スクデットR9.0 水中糸:複合メタル0.06(乱) 
付糸:フロロ 0.3 20cm 鼻カン仕掛け:0.8号-6.0mm-21cm サカサ2号 ハリ:一角6.5、7.0 4本-1.0、1.2号


 根尾から北方町で銭湯に入り、途中食事を取りいつもの通称ホンダプリモ前に。クラブのN村さんがすでに待っていてくれました。他の車も結構居ます。狙いの瀬肩におとり缶を浸けに行くと近くに沢山すでに浸かっています。

これは早起きしなければ。少し寝酒を頂いて寝よう!しかし遅れてやってきたO原さんのデカイ声!とてつもなくデカイ声です。50mほど車を離しましたがまだ聞こえる!酒パワープラスで空気が震えるほど。川で「でいぶーっ」と大きな声で呼ぶのは100O原さんです。

 

 なんとか就寝して3時に起床、3時半に懐中電気をたよりに川へ。今回は1日場所移動をしないと決めていたのでクーラーボックスも持って行きます。川が近くなると人声が。狙っていたポイントの少し上で3名で解禁前夜を楽しんでおられるようでした。これは一歩も動けんな、と思い狙いの場所に仁王立ちしているとひげ男爵のような方が。

 

 その方が丁重に「どこで釣られますか?」当然のように「この辺りで釣らせてもらおうと思っていますが?」「私もここでやりたいのです」※この方のおとり缶は少し上の方に浸けてありました。その場所には何も置いてはありませんでした。やや強く「私もここでやりたいので来たんです!」「すみません。どうしてもここでやりたいんです。下でやってください!」を繰り返します。下はすぐに荒瀬のガチャガチャです。まあ向こうの方が早く居たのは確かなのでやや折れて「じゃぁ私も少し下がるので、お宅も少し上がってもらえませんか?」と妥協案を提示するも「すみません。どうしても・・・」の繰り返し。竿を出す前から気分を悪くするのも嫌なので譲ることにしました。プランが崩れます。

 

 その後その方と色々話しているとなんと岩手から来たそうです。長良川下流ではチビ鮎しか掛からず、今日の解禁には並々ならぬ意気込みで臨んでいるようです。根尾や矢作では駄目だそうで、長良川でなくてはならないそうです。

東北河川が解禁になる7月までは長良川で楽しむそうです。白い軽の岩手ナンバー、ヒゲの鮎師を見かけたらその方です。

 今回の場所選定には「鮎の殿堂」も影響していたらしく、仕方ありませんでした。もう少しで鮎より先に黄色くなるところでしたが縄張り争いせずに済んで良かったです。

 さて他には川まで来ている釣り人は居なかったのでポイント移動も考えましたが、道具一式持って行くのはしんどいのですぐ下でやることにします。明るくなりだした四時半におとりを送りだします。与えられたエリアは狭いので手前から丁寧に送り出します。鮎の気配は十分にあり、おとりが良く動きます。すぐにケラレ。次は掛かりました。14cmほどの白っぽい鮎。遡上鮎のようです。追いは無く、引っかかる感じ。周りも低調。

 

 6時になってやっと川面にも日が差してくるとあちこちで竿が曲がり始めました。黄色い鮎も掛かりだしました。

狭い範囲を終了し移動しようとすると10時頃に朝の3人のお一人がポイントを譲ってくれました。しばらくそこで楽しんでいると対岸の方が移動していきました。結構掛かっていましたが、何処へ?そこへ移動します。

 

 対岸の方がやっていた瀬肩の下がピカピカです。渡る前にそこへ入れるとビンビン反応が!これは掛かる!

ガガーン!幸せの黄色い鮎。18cmほどのいい鮎です。左岸へ渡って集中的に攻めてみると良いのばかり入れ掛かり。ここへは竿を入れていなかったんですね。しかし黄色い鮎は釣ってしまうと次がきません。小型は沢山居るようで波気で置いておけばポツリポツリ掛かります。

 

 O原さんも少し上で溜まりを見つけて入れ掛かりしています。1時半まで頑張って32匹。午後から強風が吹き始めたのと、腹が減ってきたので休憩。風が止んで夕方の入れ掛かりに期待し3時まで休憩。

 

 3時を過ぎても風はまだ強いまま。川へ行くと入りたかったポイントに丁度年配の釣り師が移動してきたところでした。朝より明らかに石色が良くなっています。気配濃厚。このおじいさんが止めるのを待ってよう。しかし長良川の年寄りをなめはいけません。おとりの送り出しから年季を感じます。泳がせるのも揉みまくっています。掛かりました。

 

 ピカピカの瀬に元気おとりが!ガツーン!あぁ〜。入れ掛かりを1時間見学。4時になり風も弱まりましたが本命場所は当然空きません。午前中やっていた左岸が空いていたので行ってみます。同じ瀬肩ですが石が曇っています。

 

 やっぱり反応なし。6時まで頑張るも6匹追加したのみ。やや不完全燃焼で終わりました。

 

 鮎は全体に居ますが、放流鮎の瀬付はすぐに釣りきられてしまう感じです。小ぶりな鮎は同じところで何匹も掛かるようです。O原さんは昼までに32匹、N村さんも昼までに人のやらない所で良型ばかり10匹で大満足していました。岩手の方もdeibu以上に釣られたと思います。周りは平均掛かっていました。

 

 今日の教訓 毎年違うポイントへ行こう。


 
今シーズン最初の「夜明けシリーズ」 与えられたポイントはここ!たくさん鮎はいます。
上流向きの様子。上の方が居る所に入りたかった。 右岸へ渡って掛かったところ。良いポイントです。
少し上でも1日掛かっていました。
やっぱり鮎はこれじゃないと。人工鮎でもこんな姿なら嬉しいです。やっぱり川が鮎を作るのですね。 3時過ぎの川の様子。昼間良かったところも曇っています。
セオリー通りの夕食み場所。見事にピカピカでした。朝はそんなに掛からなかったんです。教科書のような川色の変化に驚きました。 ちょっと消化不良でした。贅沢過ぎ?